世紀末の墓

お気持ち.log

IT系寄りの雑記

コマンドとは?の話

コマンドコマンドってよく耳にするけど、一体何?という方や
コマンド操作習得したいけど、さわりからどんなふうにしたらいいかわからないという方
向けの記事です。

コマンドって?

コマンドとは簡単に言うと、「命令」です。
中身は実行ファイルになっています。

コマンドを叩くことによって、対応したファイルが実行され、そのコマンドに対応した動作をする。
という感じです。

ちなみに、PATHを通すと自作のコマンドも普通に使うことができます。

PATHって?

PATHとは、コマンドの実行ファイルの場所を示すパスが格納されている変数です。
コマンドが実行されるときに、その中を検索して、対応した実行ファイルを見つけて実行します。

ここに、自作した実行ファイルのパスを追加しておくと、普通のコマンドのように使うことができます。

どう使うの?

基本的には、コマンドライン上で使います。

コマンドラインって?

コマンドラインとは、よく見るデスクトップではなく文字だけの画面(インタフェース)を言います。
文字のみのインタフェースを、CUI(Character User Interface)と呼んだりします。

「シェル」や「ターミナル」って呼んだりもします。

なんで呼び方がたくさんあるのって言うのは、結構複雑で分りづらい説明になってしまうので使っていって学ぼう的なスタンスで.....^^;
でも、結構混同されていて、何がなんだかって感じになってる人もたくさんいます。

使い分けについてこちら参考になりますぞ。
qiita.com


こんな感じのやつです↓
f:id:silmin:20170928233534p:plain

起動方法

windowsコマンドプロンプトPowerShell
コマンドプロンプト:Win + R で出てきたダイアログに「cmd」と入力し、Enter
PowerShell:Win + R で出てきたダイアログに「PowerShell」と入力し、Enter

Linux:端末、エミュレータ(ディストリビューションによって呼び方が違う)
Linuxコマンドラインは、色々設定することで好みのものに変更できます(bash(標準),zsh...)
方法は、
デスクトップを右クリックで「端末」を選択するとか。
メニューから「端末」を選ぶとか。
ショートカットを使うとか。
なければ「ターミナル」とか「◯◯term」みたいな名前のヤツを探してみたり。

実際にやってみる

......と言っても、ディレクトリ階層についての理解が必要です。
不安な方や分からない方はこちらを参照ください
silmin.hatenablog.com


....理解できましたか?

ちなみに、特に設定しない限り、コマンドラインを開いたときのカレントディレクトリは、ホームディレクトリです。

ディレクトリの中身を見る

ディレクトリの中身を見るコマンドは「ls」です。
Linux:

$ ls

Windows:

$ dir

と入力してEnterしてみてください。

なにやら色々出てきましたか?
それが、今いるディレクトリ(カレントディレクトリ)の中身です。

このコマンドが一番使うかと思います。

このコマンドはカレントディレクトリだけでなく、パスをしていすることで任意の場所のディレクトリの中身を見ることができます。

Linux:

$ ls ./downloads/

Windows:

$ dir .¥downloads¥

これはカレントディレクトリの中のdownloads/の中身を表示する、という操作です。

ちなみに、お分かりの通り、場所を指定しないとカレントディレクトリの中身の表示になります。

カレントディレクトリを移動する

移動できないと、ひとつのディレクトリから、長ーいパスを毎回書かなきゃならんのです。
いやだねぇ。

カレントディレクトリを移動するコマンドは「cd」です。

共通:

$ cd ./downloads/

こちらは ls と違い、パスを指定しないということはできません。

ファイルをコピーする

ファイルをコピーするコマンドは「cp」です。
copyの略でしょうか。

共通:

$ cp test.txt ./downloads/

このように、場所のみ指定すると、その場所に同じ名前で複製されます。

$ cp test.txt ./downloads/hello.txt

このように、ファイル名まで指定すると、そのファイル名のファイルとして複製されます。

ファイルを移動させる/リネームする

ファイルの移動やリネームするコマンドは「mv」です。

共通:

$ mv test.txt ./downloads/

これは、カレントディレクトリにある test.txt を ./downloads/ に移動させます。
移動なので当然、元の場所からはなくなります。

$ mv test.txt hello.txt

これは、カレントディレクトリにある test.txt を hello.txt にリネームします。
test.txt を hello.txt に移動した、というイメージでどうでしょうか。

ファイルを削除する

ファイルを削除するコマンドは「rm」です。

Linux:

$ rm test.txt

Windows:

$ del test.txt

これは、カレントディレクトリのtest.txtを削除します。

まとめ

ざっとこんな感じで理解いただけたでしょうか。
理解できない部分があれば、お気軽に質問ください。
僕の勉強にもなります。

ちなみに、コマンドにはオプションがあって、それをつけることでいろんな使い方ができます。
ちなみにちなみに、コマンドの使い方を教えてくれる「man」コマンドというものもあります。


相対パス絶対パスの話もしたいなぁ。