世紀末の墓

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IT系寄りの雑記

KaliLinuxでUS配列+日本語入力環境【Anthy】

まず

「Kaliいれたろー」
「日本語環境一応作っとくかー」
「ふむふむ、日本語配列だと簡単なんだねー」
「........」
「US配列はどうすればええんや...」
って感じでちょっと詰まったので備忘録的な感じで。
詰まったついでにAnthyについてもちょっと書く。   

KaliLinux

Linuxディストリビューションの一つで、Debian系の派生。 脆弱性攻撃とかテストする(ペネトレーションテスト)用にたくさんの攻撃ツールやらなんやらが標準で入っている。

ここではインストールは割愛。 各自で調べてください。

環境

VirtualBoxで仮想マシン上で動かしています。

ホストOS:Windows10
ゲストOS:Kali Linux 2018.4のova
↓から持ってきた www.offensive-security.com
キーボード:US配列のテンキーレス

一応、日本語化はしている状態で説明する。
設定>Region&Languageから設定できる。
ここで、キーボードがしっかりUS配列になっているかも確認しておく。

理想

半角英数と日本語(ローマ字)入力を任意のショートカット(Ctrl+Spaceとか)に割り当てる。

やること

ターミナル上で

# apt install task-japanese task-japanese-desktop

を叩いて、再ログイン(再起動でもなんでもいい)。
これは日本語の入力環境をぶち込んでくれる。

すると右下に
f:id:silmin:20181211025557p:plain
こんな感じのマークが現れるようになる。

Leafpad等を開いて入力可能状態になると
f:id:silmin:20181211025651p:plain
こんな感じに表示が変わる。

左から順に

  • 入力方式
  • 入力モード
  • かな入力方式
  • 設定

の項目になっている。 左の設定から決まっていき、1つ目の設定がAnthyならAnthy用の設定が2つ目の設定に来て、2つ目の設定がかな入力(直接入力/ひらがな/カタカナ/半角カタカナ)の場合は3つ目が参照されるみたいなイメージ。
ここで、一番左の項目をAnthy(UTF-8)(王冠マーク)にしておく。 ちなみにここがAnthyじゃないと他の項目も別の様相になる。

ただ、こんなものをいちいちポチポチしていてはクッソ面倒。 設定をいじろう。

一番右側の設定マークをクリックすると設定画面が開く。
f:id:silmin:20181211030313p:plain

詳しくは自分でいろいろ見ればいいと思うが、このAnthyってやつがこの日本語入力機能の名前だと思ってくれていい。 このAnthyには、

  • 直接入力
  • ひらがな
  • カタカナ
  • 半角カタカナ
  • 半角英数
  • 全角英数

が付随する入力モードとして用意されていて、これらを切り替えながら使っていく。 3つ目にかな入力方式としてもいろいろあるけど、基本ローマ字しか使わないと思うので割愛。

僕の場合は - 直接入力 - ひらがな のみで十分なのでその2つの切り替えのみにしておく。
それ以外に関しては各自でやってください。

ここまで来たらあとは簡単で、設定のサイドメニューからAnthyキー設定2を開く。
f:id:silmin:20181211030935p:plain

そこの[Anthy]オン[Anthy]オフのところに、自分が割り当てたいショートカット(僕ならCtrl+Space)を設定する。 適用なりOKなりをクリックして終わり。
[Anthy]のデフォルト設定が
入力モード→直接入力
かな入力方式→ローマ字
になっているので[Anthy]オンにするとローマ字入力できる。 仮に入力モードが半角英数とかだと、ローマ字は関係なく変換可能な半角英数()を入力できる。

実はShift+Spaceにあらかじめ割り振られているみたい。
ちなみに、[Anthy]オンにするとローマ字入力になり、[Anthy]オフにするとデフォの半角英数になる。

あとは

設定項目みればどんな感じかなんとなく察せると思うので、自分好みの設定にしてください。 どう設定したらどう反映されるみたいなのは触りながらつかんでいけると思うし、日本語が入力できればいいのでわかる必要もないかもしれない。正直僕もまだAnthyと仲良くなれてない。